일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あらくれ

あらくれ

徳田 秋声

徳田 秋声의 あらくれ을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,451자 · 236화면

아오조라 문고

七

町には同じような料理屋や、休み茶屋が外にも四五軒目に着いたが、人家を離れると直に田圃道へ出た。野や森は一面に青々して、空が美しく澄んでいた。白い往来には、大師詣りの人達の姿が、ちらほら見えて、或雑木林の片陰などには、汚い天刑病者が、そこにも此処にも頭を土に摺つけていた。それらの或者は、お島の迹から絡わり着いて来そうな調子で恵みを強請った。お島はどうかすると、蟇口を開けて、銭を投げつつ急いで通過ぎた。

七

曲がりくねった野道を、人の影について辿って行くと、旋て大師道へ出て来た。お島はぞろぞろ往来している人や俥の群に交って歩いていったが、本所や浅草辺の場末から出て来たらしい男女のなかには、美しく装った令嬢や、意気な内儀さんも偶には目についた。金縁眼鏡をかけて、細巻を用意した男もあった。独法師のお島は、草履や下駄にはねあがる砂埃のなかを、人なつかしいような可憐しい心持で、ぱっぱと蓮葉に足を運んでいた。ほてる脛に絡わる長襦袢の、ぽっとりした膚触が、気持が好かった。今別れて来た養母や青柳のことは直に忘れていた。

大師前には、色々の店が軒を並べていた。張子の虎や起きあがり法師を売っていたり、おこしやぶっ切り飴を鬻いでいたりした。