일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みやもとむさし

宮本武蔵

吉川 英治

吉川 英治의 宮本武蔵(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,809자 · 369화면

아오조라 문고

西瓜

一

西瓜

一

伏見桃山の城地を繞っている淀川の水は、そのまま長流数里、浪華江の大坂城の石垣へも寄せていた。――で、ここら京都あたりの政治的なうごきは、微妙に大坂のほうへすぐ響き、また大坂方の一将一卒の言論も、おそろしく敏感に伏見の城へ聞えて来るらしい。

今――

摂津、山城の二ヵ国を貫くこの大河を中心にして、日本の文化は大きな激変に遭っている。太閤の亡き後を、さながら落日の美しさのように、よけいに権威を誇示して見せている秀頼や淀君の大坂城と、関ヶ原の役から後、拍車をかけて、この伏見の城にあり、自ら戦後の経綸と大策に当たり、豊臣文化の旧態を、根本から革めにかかっている徳川家康の勢威と――その二つの文化の潮流が、たとえば、河の中を往来している船にも、陸をゆく男女の風俗にも、流行歌にも、職をさがしている牢人の顔つきにも、混色しているのだった。

「どうなるんだ?」

と、人々はすぐそういう話題に興味を持つ。

「どうって、何が?」

「世の中がよ」

「変るだろう。こいつあ、はっきりしたことだ。変らない世の中なんて、そもそも、藤原道長以来、一日だってあった例はねえ。――源家平家の弓取が、政権を執るようになってからは猶さらそいつが早くなった」