후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,809자 · 369화면
物干竿
一
金を与えて、朱実の身体を預かっておいてくれと頼むと、旅舎では迷惑顔であったが、嫌ともいい切れないで遂にひきうける。
――この家を、このいやな晩を、遁れ出してしまいたいのが、清十郎の気持にはいっぱいだった。
「そちの馬を借りるぞ」
あわただしい旅支度は、やがて逃げるように、馬の鞍へ取ッついた。植田良平も馬の尾を追って、暗い住吉の並木を駈け出していた。
物干竿
一
――ハハア見かけました。猿を肩に乗せた派手やかな若衆ですね、そういう扮装いの若衆ならばさっき通りましたよ、という者がある。
どこで、どこで。
なに高津の真言坂を降りて農人橋のほうへ行ったと。そして橋は越えずに東堀の刀屋の店頭でも見たというか。
さてこそ、手がかりはついたぞ、それだそれだ、そいつに違いない。
「それ行け」
とばかり、雲をつかむような相手を追って、夕方の往来の者の眼をそばだたしめて行く一群の男どもがここにある。
もう東堀の片側町は戸の下りていた頃なのである。一人が中へ入って、そこの刀師に何やら厳めしく詮議だてしていたが、やがてのこと、戸外へ出て来て、
「天満へ行け、天満へ行け」
と先に立ってまた急ぎ出す。