일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

吉川 英治의 新・水滸伝(しん・すいこでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 684,899자 · 1374화면

아오조라 문고

窓の隙間から内へ伸びて、その先が灯台へ近づいたと思うと、ふッと、ひとりでみたいに灯が消えた。帳の内では気がついた風もない。

それからすぐどこか暗い大地のうえへ、ポト――と何か毬でも落ちたような軽い音がした。と思われてからやや後のこと。

「火事だっ」「火事。火事」と、一ト所の声でなく、あっちこっちで「火事だ、火事火事!」

これは時遷の、みずから名づけて、“擬遠発声術”と称する奥の手。幾人もの声みたいに響き合い、それへ犬の吠え声まで交ぜてすることもある。

多くは、見つかった土壇場でやる遁走法だが、今夜の場合はそうでない。あわせて火遁法を使い、所持の油ボロを撒いて、徐家の浴室の裏、厨房の芥捨場、ほか一、二ヵ所に狐火みたいな炎がめらめら撒かれていた。

ドドドドッと、二階へかけあがった召使たちの声は口々にもう逆上っている。「奥さま、奥さま!」「たいへんっ」「お早くしないと」「焼け死にますよ」

けれど、さすがは徐寧の妻だった。

「おまえたち、あわてるんじゃありません。わたしはいい。私はいいから、旦那さまが命から二番目としているあのご宝物。あれを早く天井から降ろしておくれ」