후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
吉川 英治의 新・水滸伝(しん・すいこでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 684,899자 · 1374화면
史進、家郷をすてて渭水へ奔り、魯提轄と街に会うこと
史進、家郷をすてて渭水へ奔り、魯提轄と街に会うこと
彼らの仲間うちでも“虎は平伏した餌食は食わぬ”という諺を知っている。「――九紋龍の度量はそれなんだ」と、楊春も陳達も、朱武も以来すっかり史進に心服してしまった。
史進の方では、そんなことなど、いつか忘れてしまっている。すると或る夜の宵の口、一荷の贈り物を担いだ山賊の手下が、こっそり、史進の屋敷へやってきて、
「ご恩返しというほどな物でもござんせんが、てまえどもの志だけを、どうかお納めなすっておくんなさい。いや申し忘れましたが、山の三頭目からも、くれぐれよろしく申しました」
と置き捨てるように、おいて帰った。
あとで開けてみると、獣皮やら山の物の種々、それに三十両ほどな金ののべ棒も入っている。
史進は笑った。
「なんだか、余り貰い心地がよくねえな。だが、奴らにすれば、精いッぱいな善意だろう。まあいいや。金はまた何かいい折につかってやろう。取ッておけ取ッておけ」
ところがその後も何くれとなく、ちょいちょい山から贈り物が届けられる。時には見事な宝石などもよこした。
史進もまた、こう貰ってばかりいてはと思って、家に伝わる紅錦織を三領の袍に仕立てさせ、脂ののッた美味い羊の焼肉を大きな盒へいれて、日頃の礼にと、山寨へ届けさせた。