후리가나로 읽는 일본 고전
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
吉川 英治의 新・水滸伝(しん・すいこでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 684,899자 · 1374화면
玄女廟の天上一夢に、宋江、 下界の使命を宿星の身に悟ること
晁蓋も呉用もそれゆえ止めはしなかった。ただ、宋江の一人旅は危険きわまるものと見て、
「では先生、行ってらっしゃい。その代り用心棒を十人ほどお連れなすッて。……でないと手前どもも心配でただ安閑とお帰りを待ってもいられません」
と、すぐその人選にかかりかけた。
だが宋江は、それも固く辞退した。故郷には弟の宋清もいるので、老父をここへ迎え取る目的の帰り途には三人の旅になる。そのほうがかえって世間に人目立たず、何よりは老父が気楽に来られようというのであった。
どうも何事につけ、人手をわずらわさず、自分のことは自分で処して行こうという内輪好みが、この人の性情らしい。強ってそれを曲げるもどうかと、梁山泊全山の大衆は、あくる日、彼の歓送会だけをさかんにやり、
「どうぞ、お気をつけなすって」
と、金沙灘の向う地まで、その一人旅を見送った。
日を経て、宋江は、故郷の城県宋家村へたどり着いていた。――風の音にも心をおきながら夜を待ってわが家の裏門をコツコツ叩いた。すると弟の宋清がすぐ出て来た。顔をみるや兄弟は抱きあってしばらくことばも出なかった。
「兄さん。どうしてこんな危ない中へ、とつぜん帰って来たんですか」