후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
吉川 英治의 新・水滸伝(しん・すいこでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 684,899자 · 1374화면
虎退治の男、トラになること。 ならびに官馬八頭が紛失する事
梁山泊を立つさい、あれほどかたく、道中では一切酒を禁じ、杯を持たぬと誓って出てきたのに、持ったが病か、性来の単純さか、酒を見たがさいご、何ともはや、自分で自分の処理がつかない。
加うるに、曹旦那の胸には一物のあることなので、あれからもなお「豪傑豪傑」と、一家あげての歓待だった。虎の血だらけな衣服もかえられ、席を曹家の客楼に移して、灯を新たに、宵からまた飲みだしたのだから、もう幾箇の酒瓶を空にしたやらわからない。
「どうぞ豪傑、幾日でもご滞在なすって。そのうちに、虎の皮を剥がせ、お土産として呈上いたしたいと存じまする。また県役署からも、往来の害を除いたかどで、いずれご褒美のお沙汰もあろうと存じまするで」
世辞も過ぎては何とやらだ。曹旦那の口から、うっかり“県役署”の一語が出ると、さすが大酔の李逵もギクとした容子であった。
「な、なんの沙汰だって。県役署。そんなところのご褒美などは要らねえよ。虎の皮も欲しい奴にくれてやらあ。よかったらお前さんの褌にでもするがいいや」
「ありがとう存じまする。ま、今夜はだいぶお疲れでもございましょうから、ひとまずどうぞご寝所の方へ」