후리가나로 읽는 일본 고전
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
吉川 英治의 新・水滸伝(しん・すいこでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 684,899자 · 1374화면
「それならおやすいこと。ご案内いたそう」
「なんとも、お手数をかけますが、くれぐれも、よろしくどうぞ」
「当然な勤めです。さように恐縮なさるにはおよびません。……が、知事閣下には、たった今、ご休息に入ったばかり、私もこれからちょっと、自宅へ忘れ物を取りに帰るので、暫時の間、あなたもここで休みながら、お待ちうけくださらんか」
「結構です。どうぞ、そちらの御用ずみの上で」
「では、後刻また」
宋江は、そう約束して、往来へ出ていった。
ところが、近くの辻を曲がると、彼は役署の裏門へ行って、小使を呼び出していた。そして、
「やがて、知事閣下が官邸から役署へお戻りだろうが、そしたらお前はすぐ、正門前の茶店へ行って、済州奉行所の何濤という者に会い、宋押司が見えるまでは、そこを動かず待つようにと、よく言伝てしておいてくれい。よろしいか」
と、念を押して立ち去った。
いや、それのみではない。宋江は、官の厩から一頭の馬を曳き出して跳び乗るやいなや、いずこともなく、馬に鞭を打ッて急いでいた。怪しむべし、その姿は、またたくまに、名主晁蓋の住む東渓村の村道へ向って近づきつつあるではないか。