일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

吉川 英治의 新・水滸伝(しん・すいこでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 684,899자 · 1374화면

아오조라 문고

まだ、駅路も都から遠くないうちは、その後、高の激怒が、官布となって、諸道国々の守護へたいし、罪人王進の逮捕を督すこと頻りであるとも聞えていた。しかし、やがて大陸の渺々たる野路山路は、いつか、旅の母子に、後ろの不安も、思い出せぬほどな遠くにしていた。

「……さて、日も暮れたが、ここは何という村か」

王進は、トボトボと疲れを見せてきた馬をあやして、あちこち、宿をさがし求めた。

「どうも、旅籠はないようですな、母上。あそこの柳圃の奥に、四方築土の門が見えますが、ひとつ、あそこへでも宿をたのんでみましょうか」

「村の大庄屋さまらしいが」

「かまいませんよ。私におまかせ下さい」

柳の一樹に、母の駒をあずけ、王進は門へ入って、一夜の宿をたのんだ。

「お。……えらい荘院(御大家)だな」

よほど、由緒ある旧家とみえる。

背後の岡には、草堂風な一宇が見え、道は楊柳を縫うて隠れ、渓水は落ちて、荘院の庭に一碧の鏡をたたえている。

水に臨んでは、母屋の亭館が建ちならび、山に倚っては、主の書楼が、窓を放って、いましがた、灯を挑げたらしく、新鮮なまたたきを見せていた。

――取次の童は、奥へ入ったまま、なかなか出てこない。