후리가나로 읽는 일본 고전
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
吉川 英治의 新・水滸伝(しん・すいこでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 684,899자 · 1374화면
するとどこかの舟の中で琵琶をひく音がきこえる。その音は、この片田舎に似あわず、京都の声色があった。主はたれぞと問うと、もと長安の歌い妓で、いまはさる商人の妻なるものであるという。
あわれを覚えて、舟に酒を呼び、たって数曲を弾いてもらった。演奏が終ると、彼女は悲しげにうなだれて、若き日の恋や愉しかった日を思い出すらしく、いまは失意の貧しい生活を、この大河や湖ばかりな蕭々のうちに托して、移りあるいている身の上と、ほそぼそ語った。
私(白楽天)は、遠い地方官吏となって都を見ぬこと二年、今夜という今夜ほど、心をうごかされたことはない。人生の哀歓・流離のかなしみ、それをひとりの女に見た気がした。そこで全六百十二字の長詩をつくり、彼女へのなぐさめに贈り、題してこれを「琵琶ノ行」という”
宋江はこれを暗誦じていた。
乙女の琵琶はすでに絃をかき鳴らし、その紅唇からもれる詩の哀調に一座は水を打ったようにひそまりかえった。
潯陽江頭 夜 客を送れば
楓葉 荻花 秋索々たり
主人は馬より下り 客は船にあり
酒をあげて飲まんとするに管絃なし
酔うて歓をなさず 惨として将に別れんとす