후리가나로 읽는 일본 고전
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かきのたね
柿の種
寺田 寅彦
寺田 寅彦의 柿の種(かきのたね)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 70,202자 · 139화면
(大正十年七月、渋柿)
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寝入りぎわの夢現の境に、眼の前に長い梯子のようなものが現われる。
梯子の下に自分がいて、これから登ろうとして見上げているのか、それとも、梯子の上にいて、これから降りようとしているのか、どう考えてもわからない。(大正十年七月、渋柿)
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嵐の夜が明けかかった。
雨戸を細目にあけて外をのぞいて見ると、塀は倒れ、軒ばの瓦ははがれ、あらゆる木も草もことごとく自然の姿を乱されていた。
大きな銀杏のこずえが、巨人の手を振るようになびき、吹きちぎられた葉が礫のようにけし飛んでいた。
見ているうちに、奇妙な笑いが腹の底から込み上げて来た。
そうして声をあげてげらげら笑った。
その瞬間に私は、天と地とが大声をあげて、私といっしょに笑ったような気がした。(大正十年八月、渋柿)
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猫が居眠りをするということを、つい近ごろ発見した。
その様子が人間の居眠りのさまに実によく似ている。
人間はいくら年を取っても、やはり時々は何かしら発見をする機会はあるものと見える。
これだけは心強いことである。(大正十年八月、渋柿)