후리가나로 읽는 일본 고전
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かきのたね
柿の種
寺田 寅彦
寺田 寅彦의 柿の種(かきのたね)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 70,202자 · 139화면
女の顔
そう考えると、自分などは、まず狸か狢の類かと思って、ちょっとさびしい心持ちがした。
そうして、再びかの荒漠たる中央アジアの砂漠の幻影が、この濃まやかな人波の上に、蜃気楼のように浮かみ上がって来るのであった。(昭和五年十一月、渋柿)
女の顔
夏目先生が洋行から帰ったときに、あちらの画廊の有名な絵の写真を見せられた。
そうして、この中で二、三枚好きなのを取れ、と言われた。
その中に、ギドー・レニの「マグダレナのマリア」があった。
それからまたサー・ジョシュア・レーノルズの童女や天使などがあった。
先生の好きな美女の顔のタイプ、といったようなものが、おぼろげに感ぜられるような気がしたのである。
そのマグダレナのマリアをもらって、神代杉の安額縁に収めて、下宿の間に掲げてあったら、美人の写真なんかかけてけしからん、と言った友人もあった。
千駄木時代に、よくターナーの水彩など見せられたころ、ロゼチの描く腺病質の美女の絵も示された記憶がある。
ああいうタイプもきらいではなかったように思う。
それからまたグリューズの「破瓶」の娘の顔も好きらしかった。
ヴォラプチュアスだと評しておられた。