후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
ぶそうせるしがい
武装せる市街
黒島 伝治
黒島 伝治의 武装せる市街(ぶそうせるしがい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 115,959자 · 234화면
ボーイは毛布をもってきた。
「それじゃないよ。ロシア毛布じゃないか。」
赫は大声で呶鳴った。
中津の金のバラ撒き方は荒かった。向うにいた別の、少女のような美しいボーイが、赤茶色のロシア毛布を手にして馳せ出してきた。
「うむ、これこれ。」赫は階段のところでそれを受取った。手のこんだ、厚い、いくらか、はしッかいような毛布だ。赫は、ちょっと、両手をひねらした。と思うと、一瞬に、スッポリと美しいボーイを頭から毛布にくるんでしまった。
「呀!」ボーイは不意打ちを喰って、びっくりした。
「どうだい、こうやるんだ。」自分の手に入ったやり方を誇らしげに、赫は、ほかの者達を見まわした。
「こうやればもうしめたもんだ。」
中津は満足げに笑っていた。
山崎は、この五人のゴロツキどもを、なお、未練げになにか釣銭でも取ってやりたいように見送っていた。ふと、彼は中津の耳もとへ馳せよって、何事かを囁いた。中津は頷いた。――いくらかの金が中津へ渡された。……
自動車は、太馬路から、拒馬や、鉄条網が、頑張っていない、緯四路へ出て、七馬路で永門の方面に曲り、日本軍の警備区域でもなく、南軍が散在している区域でもない、その中間の線を選んで迂廻した。