후리가나로 읽는 일본 고전
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はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 灰色の巨人/魔法博士(はいいろのきょじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 156,085자 · 312화면
しかし、たしかに、コマイヌの中に人がかくれていました。しかも、その人がコマイヌをかぶって歩いたとすると、この石のイヌは、なんだか軽そうに思えます。石ではなくて、ほかのもので、できているのではないでしょうか。
でも、そんなことを、考えているひまはありませんでした。中から出てきた人間が、小さい女の子だったからです。しかも、その女の子は、サーカスで女王の役をつとめていた、あの少女と同じ服をきて、長ぐつをはいていました。そして、手になんだか、みょうな光るものを持っていました。暗い中でも、そのものだけは、遠くの街灯をはんしゃして、キラキラと光っているのです。
そのとき、ピリリリリ……と、笛の音が鳴りひびきました。社殿の床下に、かくれていた小林団長がよびこをふいたのです。
「みんな、あいつを、つかまえるんだ。あれはサーカスの女の子だっ。にじの宝冠を持っているっ。」
小林団長の声にはげまされて、少年たちは、かくればから、とび出していきました。少女は宝冠をだきしめて、表門の方へ逃げだしましたが、そちらに見はりをしていた五人の少年と、ふたりの警官がかけてくるので、おもわず、あとへひきかえす。