후리가나로 읽는 일본 고전
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はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 灰色の巨人/魔法博士(はいいろのきょじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 156,085자 · 312화면
悪魔のなぞ
いかにも、その部屋は、からっぽなのです。ゾウも、怪黒人も、ノロちゃんも、かき消すように、いなくなってしまったのです。
その部屋には、入口のドアのほかには、ひとつも出入り口はありません。窓もありません。それでいて、あの巨大なゾウが、煙のように消えてしまったのです。ああ、かわいそうなノロちゃんは、いったい、どうなったのでしょうか。
悪魔のなぞ
「ウフフフ……、どうだね。この魔法の種がわかるかね。さすがの小林君にも、これだけはわかるまいて。ウフフフ……。」
老黒人は、人をばかにしたように、うすきみ悪く笑うのでした。
小林、井上の二少年は、親友のノロちゃんが消えてしまっては、たいへんですから、部屋の中をグルグルまわって、どこかに秘密の出入り口はないかと、夢中になってさがしました。
しかし、四方の壁も、てんじょうも、床も、かたいコンクリートで、どこにも、あやしいところはないのです。ああ、これはなんという、恐ろしい魔法でしょう。あの巨大なゾウが、厚いコンクリートの壁を、幽霊のように通りぬけて、どこかへいってしまったのです。
さすがの小林少年も、この、とほうもないなぞは、どうしても、とくことができませんでした。