후리가나로 읽는 일본 고전
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はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 灰色の巨人/魔法博士(はいいろのきょじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 156,085자 · 312화면
切られた黒糸
園井さんと正一君は、目かくしをとって、どことも知れず走りさる賊の自動車を見おくってから、外苑を出て、大通りを走るタクシーをよびとめ、ぶじにおうちに帰ることができました。
それにしても、あのきみょうな形をしたコンクリートのたてものは、どこにあるのでしょうか。東京から一時間ばかりの丘の上。いったいその丘は、どこなのでしょうか。
切られた黒糸
お話はもとにもどって、こちらは、探偵犬シャーロックを自動車の前にくくりつけ、自動車には明智探偵と小林少年が乗りこんで、イヌの走るままに車を運転して、賊の自動車のあとを追っていました。
小林君が賊の自動車の下にコールタールのかんをつけておいたので、そのかんの針の穴から、タールが黒い糸のように流れ落ちて、道路にタールのにおいをのこしていきます。名犬シャーロックは、そのにおいをかいで、賊の自動車をついせきしているのです。
シャーロックは品川をはなれて、夜の京浜国道を、どこまでも走りつづけました。やがて、横浜をすぎ、さらに二十分も走りつづけますと、どうしたのか、シャーロックの速度が、だんだんのろくなってきました。さすがの名犬も、一時間以上、走りつづけたので、つかれてしまったのでしょうか。