후리가나로 읽는 일본 고전
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げんだいてつがくこうわ
現代哲学講話
戸坂 潤
戸坂 潤의 現代哲学講話(げんだいてつがくこうわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 268,337자 · 522화면
ファシズムのこの情緒的な浮動的なイデオロギー性・観念性は、処で、ファシズム・イデオロギーのイデオロギーとしての事物把握力を貧弱にせざるを得ない。なぜなら単なる観念としての観念は存在に対して殆んど全く無力な筈だからである。だからこそまた、ファシズムは一般的に云えば歴史的社会的存在の根柢としての物質的な生産諸関係の把握――それが経済理論だ――から問題を始めることが出来ずに、偶然にも中途にある政治形態の問題から出発せざるを得なかったのである。で今はその結果、ファシズム・イデオロギーにとっては、事物は凡てイデオロギー的・観念的・にしか取り扱われなくなる(その精神主義・宗教主義乃至神秘主義はこの意識を理論化した哲学の外ではない)。資本主義という客観的な物質的な社会の歴史的矛盾は、資本家諸個人という主観的な精神的な個人の倫理的欠陥としてしか把握されない。悪むべきは資本家だ(資本では決してない)というのである。こうして資本と資本制度とは、資本家の手から国家(ファシズムによれば夫が超階級的な絶対者である)の手に「奉還」されねばならない(国家資本主義)。実際そうしなければ資本主義はもはや一刻も命を永らえることは出来ないのである。