일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

たんどくこう

単独行

加藤 文太郎

加藤 文太郎의 単独行(たんどくこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,799자 · 222화면

아오조라 문고

ここから鹿島槍の頂上までは長いことは長いが、風が強いだけで悪場はなし雪もかたく楽だった。頂上には東京商大の人々が立てた岳樺の小枝があって、それに一行の名前を書き入れた中山彦一様の名刺がバットの空箱に入れて挟んであった。僕は無断で失礼だと思ったが、ちょっと嬉しかったので名前をそれに小さく書かせてもらった。そんなわけで濃霧で何も見えなかったが、頂上には立ったに違いないと思っている。帰りは下りなので他の尾根等へ迷い込むようなことはないかと心配したが、迷い込めそうなところはなかった。冷ノ池あたりへ引返したときはもう暗かったので西俣へ下る例の尾根もよくわからず、少々迷った。スキー・デポから北俣と西俣の出合まで八〇〇メートルの下りは、谷全体がとてもすばらしい粉雪で、暗くなかったらいくら僕でも三十分とはかからなかっただろう。また一ノ沢あたりもなかなかいいところだった。

鹿島村では狩野久太郎様のところへ泊った。とても親切な家だったし、山小屋と違うので二十時間の登行もこたえなかった。それはすぐ後の二月十三日に寝具さえない畠山の小屋から針ノ木岳と蓮華岳に往復したんだし、二月十五日には上等の山小屋だったが、猿倉から白馬岳へ登って神城駅まで歩けたくらいなんだから。