후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(一)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(一)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 231,525자 · 463화면
火をかこんで、話そうじゃないか」
「…………」
「武蔵。……おぬしはきつい勘違いをしておりはせぬか。火もあり、酒もあり、食べ物もあり、また温かい情けも酌めばある世の中だよ。おぬしは、好んで自身を地獄へ駈り立て、この世を歪んで視ておるのじゃろ。……理窟はよそう。おぬしの身となれば、理窟など耳には入るまい。さあ、この焚火のそばへ来てあたれ。……お通さん、先刻煮た芋の中へ、冷飯をいれて、芋雑炊でもつくろうじゃないか。わしも腹がへったよ」
お通は、鍋をかけ、沢庵は酒の壺を火であたためる。二人のそういう平和な様子を見さだめて、武蔵ははじめて安心を得たらしく、一歩一歩、近づいて来たが、今度は何か肩身のせまいような羞恥みに囚われて佇立んでいるのであった。沢庵は、一つの石ころを火のそばへ転がして来て、
「さあ、おかけ」
と、肩をたたいた。
武蔵は、素直に腰かけた。だがお通は彼の顔を仰ぐことが出来なかった。鎖のない猛獣の前にいるような気持だった。
「ウム、煮えたらしい」
鍋のふたを取って、沢庵は、箸の先へ芋を刺した。むしゃむしゃ自分の口へ入れて、試みながら、
「ホ。やわらかに煮えたわい。