일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みやもとむさし

宮本武蔵(一)

吉川 英治

吉川 英治의 宮本武蔵(一)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 231,525자 · 463화면

아오조라 문고

二

そのことそのこと――とばかり動揺めくのだった。加茂川に沿って、灯の多い街だった。永いあいだ、乱世の顔みたいに、焼け跡のまま雑草にまかされていた空地も、ついに地価があがって、小屋同様な新しい仮家が建ち、紅や浅黄の暖簾がかけられ、白粉を下手に塗った丹波女が鼠鳴きをしたり、大量に買われてきた阿波女郎が、このごろ世間にあらわれ始めた三味線というものを、ポツン、ポツン、戯れ唄に交ぜて、弾いたりなどしていた。

「藤次、笠を買え、笠を」

色街の近くまで来ると、若先生と呼ばれている背のたかい黒茶の衣服に三つおだまきの紋を着けている吉岡清十郎が、連中を顧みていった。

「笠。――編笠で?」

「そうじゃ」

「笠など、おかぶりにならないでもよいではござりませぬか」

弟子の祇園藤次がいうと、

「いや、吉岡拳法の長男が、こんな所を歩いているぞと、人に振りかえられるのは嫌だ」

二

「あははは、笠なしでは、色ざとを歩かれぬと仰っしゃるわ。――そういう坊ンちのようなことをいうので、とかく若先生は女子にもてて困るのじゃ」

藤次は、揶揄うような、また、おだてるようなことをいって、連中の一人へ、

「おい編笠を求めてこい」