후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(一)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(一)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 231,525자 · 463화면
六
「ム、そんな話であったな」
「その牢人が、おらが、あれから帰ってみると、まだベロベロに酔っぱらっていて、また、おじさんの様子を訊くんだ。途方もない大酒飲みさ、二升も飲んだぜ。――そのあげく、この手紙を書いて、おじさんに渡してくれと、置いて行ったんだよ」
「? ……」
武蔵は、小首を傾げながら、封の裏を返してみた。
六
封の裏には、なんと――
本位田又八
乱暴な字でぶつけてあるのだ、書体までが酔っぱらっている姿である。
「や……又八から……」
急いで封を切って見る。武蔵は、なつかしむような、悲しむような、複雑な気持のうちに読み下した。
二升も飲んだ揚句といえば、字の乱脈はぜひもないが、文言も支離滅裂で、ようやく読み判じてみると、
伊吹山下、一別以来、郷土わすれ難し、旧友またわすれ難し。はからずも先頃、吉岡道場にて、兄の名を聞く。万感交、会わんか、会わざらんか、迷うて今、酒店に大酔を買う。
この辺まではよいが、その先になると、いよいよわからなくなる。
然りわれは、兄と袂を分ってより、女色の檻に飼われ、懶惰の肉を蝕まれて生く、怏々として無為の日を送るすでに五年。
洛陽、今、君の剣名ようやく高し。