후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(一)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(一)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 231,525자 · 463화면
三
輝政が武骨ばかりでないところを今日は見せよう。待っておるぞ」
先に立って、輝政は奥へかくれる。五尺に足らない短小なうしろ姿が、白鷺城いっぱいに大きく見えた。
三
真っ暗だ。――開かずの間といわれる天守閣の高いところの一室。
ここには、暦日というものがない、春も秋もない、また、あらゆる生活の物音も聞えて来ない。
ただ一穂の燈し灯と、それに照らさるる武蔵の青白く頬の削げた影とがあるだけであった。
今は、大寒の真冬であろう、黒い天井の梁も板じきも、氷のように冷えていて、武蔵の呼吸するものが、燈心の光に白く見える。
孫子曰く
地形通ずる者あり
挂かる者あり
支うる者あり
隘なる者あり
険なる者あり
遠き者あり
孫子の地形篇が机の上にひらかれていた。武蔵は、会心の章に出会うと、声を張って幾遍も素読をくりかえした。
――故に
兵を知る者は動いて迷わず
挙げて窮せず
故に曰く
彼を知り己を知れば
勝すなわち殆からず
天を知り地を知れば
勝すなわち全うすべし
眼がつかれると、水のたたえてある器を取って、眼を洗った。燈心の油が泣くと燭を剪った。
机のそばには、まだ山のように書物が積んであった。和書がある。