후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(一)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(一)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 231,525자 · 463화면
七
あの殺気は、つまり、影法師じゃよ、はははは、自分の影法師に驚いて、自分で跳び退いたわけになる」
七
果たしてこの猫背の老僧は凡物でなかったのである。武蔵は、自分の考えがあたっていたことを思うとともに、初対面のことばを交わす前から、すでにこの老僧に負けている自分を見出して、先輩の前に置かれた後輩らしく膝を固くせずにはいられなかった。
「ご教訓のほど、有難く承りました。して、失礼ですが、貴僧はこの宝蔵院で、何と仰っしゃるお方ですか」
「いやわしは、宝蔵院の者ではない。この寺の背中あわせの奥蔵院の住持日観というものじゃが」
「あ、裏の御住職で」
「されば、この宝蔵院の先代の胤栄とは、古い友達での、胤栄が槍をつかいおるので、わしもともに習うたものだが、ちと考えがあって、今では一切、手に取らんことにしておる」
「では、当院の二代目胤舜どのは、あなたの槍術を学んだお弟子でございますな」
「そういうことになるかの。沙門に槍など要らぬ沙汰じゃが、宝蔵院という名が、変な名前を世間へ売ってしもうたので、当院の槍法が絶えるのは惜しいと人がいうので胤舜にだけ伝えたのじゃ」
「その胤舜どのがお帰りの日まで院の片隅へでも、泊めておいて貰えますまいか」