후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(一)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(一)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 231,525자 · 463화면
芍薬の使者
一
「百歳までは生きる」
と、常にいっている。
それというのも、この石舟斎には、
「柳生家は代々が長寿じゃ。二十歳だい、三十だいで死んだのは、みな戦場で終ったものばかり。畳の上ではどの先祖も、五十や六十で死んだのはない」
という信念があるからだ。
いや、そういう血統でないにしても、石舟斎のような処世と老後を心がければ、百歳くらい生きるのは当りまえにも思われる。
享禄、天文、弘治、永禄、元亀、天正、文禄、慶長――とこう長い乱世の中を生きて来て、殊に四十七歳までの壮年期は、三好党の乱だの、足利氏の没落だの、松永氏や織田氏の興亡だのに、この地方にあっても、弓矢を措く遑はなかったのであるが、自分でも、
「ふしぎと死ななかった」と、いっている。
四十七歳からは、何に感じたのか、一切弓矢を取らず、たとえば足利将軍の義昭が、好餌をもって誘っても、信長がしきりと招いても、豊臣氏が赫々と覇威を四海にあまねくしても、その大坂、京都のつい鼻の先にいながら、この人物は、
(わしは、つんぼでござる、唖でござる)
というように、世の中から韜晦して、穴熊のように、この山間の三千石を後生大事に守って出なかった。