후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵(一)
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(一)(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 231,525자 · 463화면
「さて――」
武蔵は、向き直った。
「各」
何を、彼はいおうとするのか。
すさまじい血相をもって、城太郎が取り落したところの木剣をひろい、それを右手にさげて、
「小童の罪は、主人の罪、どうなりと、ご処罰を承ろう。ただし、それがしも、城太郎も、いささか剣をもって侍の中の侍をもって任じている者にございますゆえ、犬のごとく棒をもって撃ち殺されるわけには参りかねる。一応お相手つかまつるから左様ご承知ねがいたい」
これでは罪に伏すのではなくて、明らかな挑戦だ。
ここで一応、武蔵が、城太郎に代って、謝罪と陳弁をつくして藩士たちの感情を極力なだめることに努めれば、或は、何とか穏やかに納まりがついたろうし、また、先ほどから口を挟みかねていた四高弟の輩も、
(まあ、まあ)
と、相互のあいだにはいる機会もあったろうが、武蔵の態度は、あたかもそれを拒み、かえって、自分のほうから事件の葛藤を好んでいるように見えるので、庄田、木村、出淵などの四高弟は、
「奇怪な」
眉をひそめて、彼の態度をひどく憎むもののように、端へ避って、じっと、鋭い眼をそろえて、武蔵を見まもっていた。
五
もちろん、武蔵の暴言には、四高弟のほか、そこにいる面々は皆、尠からず、激昂した。