일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

みやもとむさし

宮本武蔵

吉川 英治

吉川 英治의 宮本武蔵(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,809자 · 369화면

아오조라 문고

「そんな卑怯なまね、するもんか。お互いに、思い違いで喧嘩しちゃ、つまらないからさ」

「では、お通阿女のそばへ行ってこういうて来う――本位田の隠居はの、旅先で、河原の権叔父とも死に分れ、白骨を腰に負うて、老い先ない身をこうして旅にまかせているが、今では、むかしと違うて、気も萎えた。一時は、お通の心も恨みと思うたが、今ではさらさらそんな気もない。……武蔵には知らぬこと、お通阿女は今も嫁のように思うているのじゃ。元の縁へ返ってくれとはいわぬが、せめては、このばばの過ぎ越し方の愚痴や、この先の相談事でも聞いておくれる気はないか。このばばを、あわれな者とは思っておくれぬかと……」

「おばば、そんなに文句が長いと、覚えきれないよ」

「それだけでよい」

「じゃ、離しておくれ」

「よう、いうのじゃぞ」

「わかった」

城太郎は、お通のそばへ、駈けて行った。そして、隠居のことばをそのまま、彼女に伝えているらしかった。

「…………」

お杉隠居は、わざと見ない振りをして、河原の岩に腰を下ろした。汀の浅瀬に、小さな魚の群れが、のどかな魚紋を描いている。

(来るか? 来ないか?)

と、お通の様子を、隠居は、その魚の影より迅い光で、横目に注意していた。