일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

みやもとむさし

宮本武蔵

吉川 英治

吉川 英治의 宮本武蔵(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,809자 · 369화면

아오조라 문고

(おや?)

うろたえた眼をして見廻している。あるべきところに酒の壺がないのだ。しかしそれはすぐ炉のそばに横たわっているのを発見したが、同時に、その空の容器とともに、肱枕をして、涎をながして眠っている見つけない人間をも見出し、

「誰だろ?」

及び腰に覗き込んだ。

よく眠っている男だった。撲りつけても眼を醒ましそうもない大鼾声をかいているのである。酒はこいつが飲んだのだな――と思うとその鼾声に腹が立つ。

まだ事件があった。今朝の朝飯として食べのこしておいた鍋の飯が、見れば底をあらわして一粒だにないではないか。

虚無僧は顔いろを変えた。死活の問題であった。

「やいっ」

蹴とばすと、

「ウ……ウむ……」

又八は、肱を外してむっくと首をあげかけた。

「やいっ」

つづいて、もう一ツ、眼ざましに足蹴を食らわすと、

「何しやがる」

寝起きの顔に、青すじを立てて、又八はぬっくと起ち上がった。

「おれを、足蹴にしたな、おれを」

「したくらいでは、腹が癒えんわい。おのれ、誰に断って、ここにある雑炊飯のあまりと酒を食らったか」

「おぬしのか」

「わしのじゃ!」

「それやあ済まなかった」

「済まなかったで済もうか」