일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

たんていやわ

探偵夜話

岡本 綺堂

岡本 綺堂의 探偵夜話(たんていやわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 140,363자 · 277화면

아오조라 문고

」

「同じ町内でそんなことも出来ませんから。」

「お前はきのうの朝、堀江屋の娘と往来でなにを話していた。」

「別になんということも……。」と、お留は少し口ごもっていた。「唯いつもの話を……。」

「いつもの話とはなんだ。」

「なんでもありません。ただ、時候の挨拶をしていたんです。」

「往来のまん中まで追っかけて行って時候の挨拶をする……。」と、巡査はあざ笑った。「嘘をつかないで正直にいえ。堀江屋の娘に何か頼まれたろう。」

お留は黙っていた。

「なにか頼まれたことがあるだろう。」

「いいえ。」と、彼女は低い声で言った。

「隠すな。きっとなんにも頼まれないか。」

お留はまた黙ってしまった。からだこそ大きいが、近在から出て来た田舎者で、見るから正直そうな彼女がとかくに何か隠し立てをするのが、いよいよ相手の注意をひいた。巡査はおどすように言った。

「隠すとおまえのためにならないぞ。ここで嘘をいうと懲役にやられるぞ。お父さんにもおっ母さんにも当分逢われないぞ。」

お留はしくしく泣き出した。それでも、なんにも頼まれた覚えはないと強情を張るので、巡査もすこし持て余して、いずれ又あらためて警察の方へ呼び出すかも知れないからと言って、宿の主人に彼女をあずけて帰った。