후리가나로 읽는 일본 고전
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
吉川 英治의 新・水滸伝(しん・すいこでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 684,899자 · 1374화면
浪子燕青、樹上に四川弓を把って、主を奪うこと
すなわち本丸の忠義堂は盧俊儀の前にあり、轎をおりた彼は、ただ茫然たるばかりであった。
「いざ、どうぞ、こちらへ」
郭中は一面燦々たる燈燭である。中央のひろい一殿に、彼は請じられた。しかし彼は、椅子に倚らず、宋江を見ると、下に坐って、
「お手間はかけたくない。こう囚われとなった以上は、さっそくご処分をしてもらおう」
と、いった。
「なんの! お詫びは私の方ですること」
宋江もまた、下にひざまずく。わけて呉用は、最上の礼をもって、
「切に、ご容赦を」
と、北京以来の罪を平身低頭してあやまった。
宋江は彼の手を取り、起って、数歩を導いた。忠義堂第一番の上座の椅子に彼をすえようとしたのである。
「お名はすでに雷鳴のごとく知り、威徳、お人柄はかねがね深くお慕い申していたところです。さるを慮外きわまるこのたびの謀り沙汰、さだめしご不快、いやお怒りに相違ございますまい。けれどそれも、飢える子の如き、あなたへの敬慕がなさしめたことと、どうかご寛容のうちに、お笑い捨て願わしゅう存じまする」
「はて、合点がゆきません。そして一体どうせいと仰っしゃるのか」
「ここの寨首となって、おさしずを給わり、長く泊中の上にいていただきたいのでございます」