일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

吉川 英治의 新・水滸伝(しん・すいこでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 684,899자 · 1374화면

아오조라 문고

そしてふたたび、東京さしての旅また旅をかさねてゆくうち、はからずも、ここ瓦罐寺と呼ぶ奇峭怪峰の荒れ寺に、一夜の雨露を凌がんと立ち寄って、彼は、世にあるまじき人間のすがたを見た。

「はあて……。これが建立された時代は、天子の勅使、一山の僧衆、香煙、金襴、さぞ目ざましいものだったろうに。よくもこうまで、荒れ果てたものだ」

瓦罐寺の地内へ、一歩入った智深は、その荒涼たる景に、さしもの彼も、唖然とした。

鐘楼や堂宇は崩れ放題、本堂のうちも雀羅の巣らしい。覗いてみれば、観音像はツル草にからまれ、屋根には大穴があいている。そこらの足痕は、狐のか狸のか、鳥糞獣糞、すべて異界のものだった。

「おういっ。人間はいねえのか。だれか住んでる奴はいないのか」

すると奥のほうから骨と皮ばかりな老僧が、ひょろりと立ち現われて、

「おお……お旅僧か。ここには人をお泊めする糧もないぞよ。早う行かっしゃれ、行かっしゃれ」

「なに、糧もないと。あの庫裡で炊いている煙はなんだ。どうせ貴様たちの食物も里で貰ってきたお布施だろう。おれも腹が減っている。お斎にあずかりたいものだ」

「めっそうもない。