후리가나로 읽는 일본 고전
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
吉川 英治의 新・水滸伝(しん・すいこでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 684,899자 · 1374화면
菜園番は愛す、同類の虫ケラを。 柳蔭の酒莚は呼ぶ禁軍の通り客
智深は跳び退いて、錫杖を持ち直した。
すると、夕闇を透かしていた眼と、キラとも動かない戒刀のみねから、落ちついた声が通ってきた。
「おいっ、待った。ちょっと待て」
「怯んだか行者」
「いや、さっきから少し考えていたことがある。もしやあんたは魯提轄じゃあるまいか」
「えっ。わが輩の前身を知っているおぬしは誰だ」
「やれ、あぶないところ……」
行者はすぐ戒刀を鞘にして、つかつかとその顔を近づけてきた。
「史進ですよ。渭水でお別れした九紋龍史進でさ。てまえもこんな風態だが、いや、あんたの変りようではぶつかっても分りッこはない。提轄から坊主とは、どうもえらい化けかたですな」
菜園番は愛す、同類の虫ケラを。
柳蔭の酒莚は呼ぶ禁軍の通り客
「やあ、これは奇遇だった。さても人間てやつ、どこで別れ、どこで会うやら知れぬものだな」
魯智深はいった。――九紋龍史進もまたこの奇遇を尽きない縁と興じてやまない。そして相携えつつ、もとの瓦罐寺のほうへ歩きだした。
――途々、智深は、にわか出家の花和尚となった身のいきさつを友に語り、九紋龍は渭水を去ってのち、延安や北京をさまよい、いまだに尋ねる師の王進先生にも巡り会えず、こうして枯林の廃寺に一時雨露を凌いでいたわけだ、と話す。