후리가나로 읽는 일본 고전
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
吉川 英治의 新・水滸伝(しん・すいこでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 684,899자 · 1374화면
「白日鼠。早ええもんだな。もう黄泥岡から、お迎えときたぜ」
何濤が、一喝くれると、白日鼠は、夜具の中から転がりだして、
「だ、だん那。なにをとんでもねえこと仰っしゃって。あっしゃあ、ごらんの通り、この夏の暑気あたりで、うんうん、高い熱で唸って寝ている始末じゃござんせんか」
「そうかい。病人ならなおのこと。悪足掻きはしねえがいいぞ。お手当をしてやるから、素直にお縄をいただいて見物していろ」
たちまち、女房と二人を、後ろ手に縛しあげ、天井裏、床下と、手分けして家探しにかかる。贓品は彼の寝台の下、地下数尺の下から掘り出された。一つかみほどな、金銀宝石の入った麻袋だ。
がたがた骨慄いしている女房と、満面蒼白な白日鼠に目隠しをさせ、馬の背に乗せて引っ返した。奉行所の門に入って、白洲にひきすえると、夜は明けていた。――しかし二人とも、頑強に口は開かない。
一応、休息に入って、本格的な白洲開きになる。拷問は、半日もつづいた。女房のほうは耐えきれない。で、良人の白日鼠も、ついに口を割って、白状におよんだ。
「もう、こうなっちゃ意地も約束もございません。申しあげます。へい……一件の主謀者は、東渓村の名主、晁蓋に相違ございません。