후리가나로 읽는 일본 고전
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
吉川 英治의 新・水滸伝(しん・すいこでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 684,899자 · 1374화면
待ち伏せる眼と眼と眼の事。次いで死林にかかる檻車のこと
また、黄信のひき連れて来た一百の官兵も、公邸の庭園で大振舞いをうけていたりした。
使命の負担は忘れ得ぬにせよ、黄信とて悪くない気もちである。現地へ臨んでの事情の聴取なども、つい酒間のうちにすませていた。わけて劉高夫人の口は巧い。
「よろしい、いやよく分った。さっそく明日、鎮台の大寨へ花栄を呼びつけて、断乎たる処決をする」
黄信は言ったものである。夫妻のもてなしにチヤホヤされて、権威のてまえ、ついいわざるをえない破目と錯覚におちてしまった形であった。
一方。その翌朝のことだったが。
武官花栄の公邸のほうへは、青州府警備総長黄信の名による令状をたずさえた官兵一小隊がやって来て、
「正午までに、鎮台へご出頭ありたい」
と、かるく告げて立ち帰った。
令状とはいえ、はなはだ私的な文面で、それには、
近来、当地清風鎮のあいだで、頻りに武官の貴下と、文官の劉高との仲に、軋轢が絶えないとの風聞があり、青州御奉行の慕蓉閣下におかれても、いたくお心を悩ませておられる。
そこでわが輩に命ぜられ、両者の円満なる和解をはかり、文武官心をひとつに、一そう民治の実績を上げしめよ、との仰せつけ。