후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
吉川 英治의 新・水滸伝(しん・すいこでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 684,899자 · 1374화면
役僧の維那が、お剃刀を持って立つ。侍者は耳盥を捧げ、都寺は櫛をとって、魯達の髪の毛を九筋に梳いて束ね分ける。……剃刀はジャリジャリと、彼の横びんから頂天の方へお月さまでも描くように剃り上げてゆく。
「……?」
魯達はへんな気持ちである。自分の容貌がどんな珍しいものに変ったろうかと気味わるかった。が、頭が急に寒々と剃り終って、その剃刀が髯のところへくると、彼は慌てた。
「あ。待ってくれい。ここらは、ちッとぐらい残しといておくんなさいよ」
衆僧は、どっと笑う。――それを鎮めるように、法座の智真上人が、大喝で偈をとなえた。
「――寸草留メズ、六根清浄ナリ。汝ノタメ剃ッテ除キ、争競ヲ免ガレ得セシム。……咄ツ、ミナ剃リ落セ」
魯達はもうベソもかけない。ここで首座は、長者に代って九花の度牒を法座にささげ、新発意魯達のために、願わくば“法名”を与えたまえと請う。
上人は、おごそかにまた、次の一偈をくだして、度牒を書記にわたし、書記は筆を取って「法名」をそれに書きこむ。偈にいわく。
霊光一点 価値千金
仏法広大 賜名智深
すなわち、新発意の僧名は“智深”と名づけられたのだ。