후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじせそうひゃくわ
明治世相百話
山本 笑月
山本 笑月의 明治世相百話(めいじせそうひゃくわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 128,862자 · 251화면
大評判の風船乗り
やがて開場となると観客殺到、これが入口から三、四十間は暗闇の長廊下でまごまごしながら階段を上り、中央の観覧台へ出るとパッと明るく、物凄い戦場が眼前に展開する。観客眼を見張って「ウーンこれがパノラマか」と初めて合点、上野公園にも彰義隊激戦のパノラマが出来たが二の矢は利かず、さびしく終った。
大評判の風船乗り
初めて見た空中の離れ業
風船といった軽気球、民間ではまだ珍しかった明治二十三年の十一月、英人スペンサー来朝、最初は横浜、次は上野公園で初飛揚、花火から出た風船と違い実際当人が搭乗、何百尺の高空から落下傘で降りて見せる本当の離れ業、物見高い東京ッ子はこの噂で持切り、魂は早くも天外に飛ぶこと風船以上。
上野公園の会場は博物館構内の広場、紅白の幕を張って市中音楽隊の奏楽、風船は瓦斯を含んで中央に繋留され、すべて、その頃としては文化的新風景。普通二十銭の入場者はもちろん、場外の人出も多く公園一帯大賑わい、いよいよ搭乗の時刻は迫る。当のスペンサー氏は年の頃四十前後の壮漢、普通の背広姿で、無造作に気球の下の横木へ腰かけたまま風船はみるみる昇騰、見物固唾をのんで見上ぐる五、六百尺の高空、ぽんと離れて間もなくパッと開いた落下傘で悠々降下。