후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじせそうひゃくわ
明治世相百話
山本 笑月
山本 笑月의 明治世相百話(めいじせそうひゃくわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 128,862자 · 251화면
初期の女義太夫
これをふんだんに観ておいた私などは、いい時に生れたものだ。ところが本人に逢ってみると小柄な品のよい中婆さん。もっとも二十七、八年の頃だが、鼠小紋の紋付に白襟、黒繻子の丸帯かなにかで言葉付きもやさしく、これが弁慶や文覚で呻らす人かと、つくづく技芸の力に驚かされた。
その辺で、つぎは女義太夫。
初期の女義太夫
タレ義太とか娘義太夫とかいえば安く聞えるが、正式にいえば女義太夫、これがまた明治の中頃には今から想像も及ばぬ全盛。若手の仇っぽいのが花簪に肩衣姿、客席を横目でにっこり、これを当て込みに義太夫そっちのけで押し掛ける連中が毎夜の大入り。しかしこれにも女役者同様、男まさりの上手も現われて、真の聴客を喜ばせたことは申すまでもない。元来、女義太夫は文化文政頃にも相当人気のあったものだが、一時衰えて明治の初年、本場仕込みの竹本東玉や、名古屋の竹本京枝が上京して復興した、即ち女義界の二元老である。その後いまも壮健である竹本綾之助が肩揚げの天才少女、かわいらしい男髷で打って出たのがそもそも人気の起った始め。その功績は女義中でまず第一といってもよいくらい。年こそ違うが、前の二元老と共に初期の三幅対となっている。