후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじせそうひゃくわ
明治世相百話
山本 笑月
山本 笑月의 明治世相百話(めいじせそうひゃくわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 128,862자 · 251화면
相撲といっても無論かみ合いだ。見なれぬ我々は少々不気味で、恐る恐る行って見ると初日満員の盛況。然るにその筋でも、本当の噛合いは観覧物として相成らぬと俄かに厳命。これには興行主も面食らって、せん方なしに力士へは一々革製の猿ぐつわをはめることになり、やっと許可になって初日をだしたという訳、真の闘犬好きは大失望だが、我々は内心助かったと思いつつ入場すると、楽屋から聞ゆる猛犬の声、いり乱れて物凄く、今にも飛びだし来るかとびくびく。
拍子木の音、まず幕内の土俵いり、両花道から二、三人がかりで引いて出る土佐生粋の猛犬ども、首には美しい小型の化粧まわし、鏡岩とか明石潟とかそれぞれ立派な関取名前、口には例の猿ぐつわ、それでも相手を見てお互いに吠え立つる勢い勇ましく、それが済んでいよいよ取組み。本式の呼出しがあって、舞台の左右から白斑赤ブチの力士のそのそ登場。
双方綱をはずして行司がうしうしケシかける。両力士たちまち飛びかかってかまんとしても、猿ぐつわ互いに焦れ込んで揉み合うばかり。やっと捻じ倒して勝負はあったが一向栄えず、次も次もこんな工合で闘犬の味はさらになし。