후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじせそうひゃくわ
明治世相百話
山本 笑月
山本 笑月의 明治世相百話(めいじせそうひゃくわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 128,862자 · 251화면
海舟先生大作の盗難
翁没後、大正七、八年の好況時代にその作品がますます歓迎されて、向島堤上雪景大判二枚続きが二千円、猫が提灯の中の鼠をねらっている横一枚画が今日八百円と聞いては、翁生前の不遇がいよいよもって涙である。
海舟先生大作の盗難
伯一代の大字の傑作
海舟伯の書も多いがこれは特別、しかも伯一代の大字を、ごりごりした白縮緬の生地へ筆力剛健、竜蛇の勢いをもって揮毫された大傑作。当時観る人を驚かしたのは事実、然るに惜しいかなこの無二の大作を、その後まんまと梁上の君子にしてやられた話。
浅草奥山の植六を私の父が引き受けて花屋敷と改称、花卉盆栽のほかに虎熊などの動物を加えて開業ちょうど一周年。その祝祭を催したおり、明治十八年四月、直接海舟伯にお願いして揮毫して戴いたのが右の大字、白縮緬大巾二幅、長さ二間余の大額面。伯もこれには少々驚かれたが例の健筆、墨痕すこぶる鮮やかに揮毫されたのは「花鳥得時」の四大字、一字約三尺大でお得意の草書、堂々と海舟居士の落款入り。
右の大額面を、園の入口へ磨丸太の足場を組んで掲げたところ、果して雅俗の衆目を惹いて、さすがは海舟先生と、おかげで祝祭も大当り、もちろん家宝としてその後大切に秘蔵した。