후리가나로 읽는 일본 고전
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めいじせそうひゃくわ
明治世相百話
山本 笑月
山本 笑月의 明治世相百話(めいじせそうひゃくわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 128,862자 · 251화면
書画篆刻そのほか楽焼陶器に妙を得て風流に浮身をやつす。そのくせ、才気もあっていろいろ新案のある中に、例の寒山寺箱と称する唐本型の巻紙封筒入れなど、ひとかどの商品価値。
向島三囲の土手下に楽焼の窯を開いたのが明治三十年頃、文人墨客の出入り絶えず、文士では紅葉、思案、麦人なども遊びに来て、縁側の障子四枚はそれらの連中の楽書きでいっぱい、これが風流と和尚大喜び、俳句あり都々逸あり、中に紅葉の俳句は自慢の一つ、座敷の棚には小蘋、米華、探令、米作諸画伯のかき散らした花瓶や茶碗、道楽気分の溢れたもので面白いが、和尚なかなか手離さない。
呉冒碩についたという篆刻は立派な腕前、伊藤公に招かれ大磯の滄浪閣へ出かけて公の水晶印五顆を彫った。その印譜をわざわざ持って来てくれたが、素人目にも荘重典雅、銅印石印も巧いが陶印はことに得意であった。画は墨竹に妙を得てすこぶる達筆、寒山寺釣鐘勧進のため墨竹十万講を催したが、一々絹を取り代えつつ描いていては間に合わぬ。描いた絹は自動的にソバからまくれて行くような工夫はあるまいかと本気に考えたほど全く早業。
十万講は一万講にもならなかったが、どう工面してか釣鐘は鋳金家小林誠義氏に嘱して見事に出来、賑やかに突き初めを行って和尚大得意、晩年もすこぶる元気で、茶の絹紬の被布に椀形帽子、半白の頤ひ