후리가나로 읽는 일본 고전
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かきのたね
柿の種
寺田 寅彦
寺田 寅彦의 柿の種(かきのたね)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 70,202자 · 139화면
完結したのだか、しなかったのだか、はっきりした記憶もなしに忘れてしまう。
しばらく経てから、偶然の機会に、それの続きが、第二流か三流の新聞雑誌に連載されていることを発見する。ちょっと、久しぶりで旧知にめぐり会ったような気がする。
なつかしくもあれば、またなんとなくさびしくもある。(大正十三年十二月、渋柿)
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古典的物理学の自然観はすべての現象を広義における物質とその運動との二つの観念によって表現するものである。
しかし、物質をはなれて運動はなく、運動を離れて物質は存在しないのである。
自分の近ごろ学んだ芭蕉のいわゆる「不易流行」の説には、おのずからこれに相通ずるものがある。(昭和二年五月、渋柿)
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俳諧で「虚実」ということがしばしば論ぜられる。
数学で、実数と虚数とをXとYとの軸にとって二次元の量の世界を組み立てる。
虚数だけでも、実数だけでも、現わされるものはただ「線」の世界である。
二つを結ぶ事によって、始めて無限な「面」の世界が広がる。
これは単なる言葉の上のアナロジーではあるが、連句はやはり異なる個性のおのおののXY、すなわちX1Y1X2Y2X3Y3……によって組み立てられた多次元の世界であるとも言われる。