후리가나로 읽는 일본 고전
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かきのたね
柿の種
寺田 寅彦
寺田 寅彦의 柿の種(かきのたね)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 70,202자 · 139화면
最上川象潟以後
「いかに速く動くよ、六月の雨は、寄せ集められて、最上川に」
「大波は巻きつつ寄せる、そうして銀河は、佐渡島へ横切って延び拡がる」
このごろ、よんどころない必要から、リグヴェーダの中の一章句と称するもののドイツ訳を、ちょうどこんな調子で邦語に飜訳しなければならなかった。
そうして実ははなはだ心もとない思いをしていた。
今、右の俳句の英訳の再飜訳という一つの「実験」をやった結果を見て、滑稽を感じると同時に、いくらか肩の軽くなるのを覚えた。(昭和三年三月、渋柿)
最上川象潟以後
(はがき)今日越後の新津を立ち、阿賀野川の渓谷を上りて会津を経、猪苗代湖畔の霜枯れを圧する磐梯山のすさまじき雪の姿を仰ぎつつ郡山へ。
それより奥羽線に乗り替え上野に向かう。
先刻西那須野を過ぎて昨年の塩原行きを想い出すままにこのはがきをしたため候。
まことに、旅は大正昭和の今日、汽車自動車の便あればあるままに憂くつらくさびしく、五十一歳の懐子には、まことによい浮世の手習いかと思えばまたおかしくもある。
さるにても、山川の美しさは、春や秋のは言わばデパートメントの売り出しの陳列棚にもたとえつべく、今や晩冬の雪ようやく解けて、黄紫赤褐にいぶしをかけし天然の肌の美しさは、かえって王宮のゴブランにまさる。