일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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かきのたね

柿の種

寺田 寅彦

寺田 寅彦의 柿の種(かきのたね)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 70,202자 · 139화면

아오조라 문고

ともう一人が言った。

この対話を聞いた時に、私はなんだか非常に恐ろしい事実に逢著したような気がした。

自然界と人間との間の関係には、まだわれわれの夢にも知らないようなものが、いくらでもあるのではないか。(大正九年十二月、渋柿)

*

気象学者が cirrus と名づける雲がある。

白い羽毛のようなのや、刷毛で引いたようなのがある。

通例巻雲と訳されている。

私の子供はそんなことは無視してしまって、勝手にスウスウ雲と命名してしまった。(大正九年十二月、渋柿)

*

親類のTが八つになる男の子を連れて年始に来た。

古い昔の教導団出身の彼は、中学校の体操教師で、男の子ばかり九人養っている。

宅へ行って見ると、畳も建具も、実に手のつけ所のないほどに破れ損じているのである。

挨拶がすんで、屠蘇が出て、しばらく話しているうちに、その子はつかつかと縁側へ立って行った、と思うといきなりそこの柱へ抱きついて、見る間に頂上までよじ上ってしまった。

Tがあわててしかると、するするとすべり落ちて、Tの横の座蒲団の上にきちんとすわって、袴のひざを合わせた上へ、だいぶひびの切れた両手を正しくついて、そうして知らん顔をしているのであった。