일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

えどさんごくし

江戸三国志

吉川 英治

吉川 英治의 江戸三国志(えどさんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 577,271자 · 1141화면

아오조라 문고

行燈をよせて、針仕事にかかり初めたおふくろの側へ寄って、

「おっ母あ、おいら、行ッて見て来ようかなあ」

「何処へ?」

「何処ッて分らねえけれど、父ンを探しに」

「ばかなことおいい」

「なぜよ」

「夜じゃあないか」

「でも、なんだかおらあ、胸騒ぎがしてならねえ。父ンも今に戸板に乗せられて来るんじゃないか」

「お寝よ。そんなことをいっていないで」

「寝られないんだよ、おっ母あ」

「じゃ、お客さんとこへ行って、話の相手にでもなっているがいいじゃねえか」

「あのお客さんは、黙っている人だ」

「立派な方だね」

「この頃は妙にこの鍛冶小屋へ、いろんな人間がたずねて来るなあ」

――次郎は何げなく呟いたのでしたが、彼のことばは、夕方から妙に神経の研げている次郎の心が、微妙な感知を働かせたのかも分りません。

なぜかといえば。

その時鍛冶小屋の外をひそやかに歩き廻っている人間がありました。

ひとりの男の目まぜに働く四、五人の黒衣、それは正しく、徳川万太郎を暗殺することの籖を引きあてた、雲霧の仁三の一組です。

万太郎は眠りについている。

疲れた手足をぐッたりとのばして、枕に目をふさぎましたが、次郎の話した奇怪な巷説が、どうもまたしきりに彼の猟奇心を駆って、ついさまざまな空想にとらわれてなりません。