일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

えどさんごくし

江戸三国志

吉川 英治

吉川 英治의 江戸三国志(えどさんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 577,271자 · 1141화면

아오조라 문고

だが――不覚はかえって雲霧の方にありました。なぜといえば、彼が無造作に次郎を鷲づかみに取って役げた刹那、投げられた次郎もウンといって気を失ったが、投げた雲霧もその弾みに、

「あっ」

と叫んだまま眼が開けません。

そして、ぶッと唇の血を吹きながら、二度首を振りうごかした様子。見ると、満顔血汐の紅に染まっています。

じゃらん! じゃらん!

曠野を組んで歩く夜旅の人の群が、鈴や話し声に景気をつけて、もうそこらまで来たらしいが、何しろ雲霧は目が開けない。

次郎の体を被ッて投げた途端に、あの胆刺の鋭い穂先が顔面のどこかを機敏に突いたか掠ッたかしたものと思われますが、何しろ雲霧は目が開けない。

彼は狼狽しながらも、一方の万太郎の方は首尾よくいったものと信じていましたから、指の間からしたたる血汐に着物の前を染めつつ、両手で顔を抑えたまま、盲滅法、武蔵野の暗を方角もつけずに走り去りました。

「出た!」

「出たぞ――通り魔が」

と、そこで立ち騒いだ八王子組の駅伝人足が、わッと逃げ腰になろうとすると、

「逃げて行ったじゃないか、追剥か何かにちがいないよ。こッちだってこれだけの人数がいるのだから、何も驚くことはありゃあしない」