후리가나로 읽는 일본 고전
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はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 灰色の巨人/魔法博士(はいいろのきょじん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 156,085자 · 312화면
また、ちんれつ室のまわりには、もと警視庁のうでききの刑事だった人たち十人をたのんで、夜も昼も見はりをしてもらいました。
ちんれつ室へはいる客も、一時に五十人ときめて、あとの人は、部屋の入口に列をつくって、待ってもらうことにしました。ですから二つの出入り口だけでも、十人の店員が、立ち番をつとめていましたし、ちんれつ室の中にも、ガラスばりのちんれつ台二つにひとりのわりあいで、女店員が見はり番をしていました。
ちんれつ室の正面には、ひときわ大きなちんれつ棚がおかれ、そのガラスばりの中の黒ビロードのりっぱな台の上に、三つの宝物がならんでいました。左がわはダイヤをちりばめた置時計、右がわはダイヤとルビーの王冠、そして、そのまんなかには、高さ二十センチほどの、つぶよりの真珠を、何千と集めてこしらえた三重の宝塔が、月光殿のように、いぶし銀にかがやいていました。
この真珠塔は、三重県の有名な真珠王が出品した「志摩の女王」という、とてもりっぱでめずらしい品物で、今から二十年もまえに、東京でひらかれた大はくらん会に、出品するためにつくられたのですが、そのはくらん会で、フランスから日本まで遠征してきた怪盗アルセーヌ=ルパンが、この真珠塔をぬすみ出し、名探偵明智小五郎が、大冒険のすえに取りもどしたという、いわくつきのたからもの