일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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げんだいてつがくこうわ

現代哲学講話

戸坂 潤

戸坂 潤의 現代哲学講話(げんだいてつがくこうわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 268,337자 · 522화면

아오조라 문고

機能は世論に関するのであると考えられる。

嘗てわが国に於て大新聞紙と小新聞紙との区別が行なわれたが、後者は市井の雑事をセンセーショナルに報道することを機能としたものであり、之に反して前者が――政治的な――世論を取り扱うことをその機能とするものであった。丁度それは小説と論説――大説――との区別に平行していて、後者は読売の発達したものであり、前者は落書の発達したものに相当する。尤も所謂近代的大新聞は、実は却って、当時の小新聞が資本主義的に発達したものであるから、当然なことながら、実際には世論の機関としてのその機能が今では殆んど全く退化して了って(高々、官吏減俸案反対のような場合を除けば)、至極冷静な――一定の色調はあるが――報道機関をその理想としているかのように見える。

処がそれにも拘らず、近代的大新聞は、依然として世論の機関であることを宣言するのを忘れない。新聞人の主張する処によれば、新聞紙は「社会の木鐸」であるそうである。――わが国の嘗ての大新聞が交渉を持ったものは、たしかに本当の世論であった、それは立憲前後の自由民権論者が懐いた政治的見解であった。