후리가나로 읽는 일본 고전
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たんどくこう
単独行
加藤 文太郎
加藤 文太郎의 単独行(たんどくこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,799자 · 222화면
この峠の北にある峰一〇五九・五メートルを登っているとき、春米側の谷に住友組の下って行くのが見えた。エーホーと声をかけてみたが遠いのでおそらく聞えなかっただろう。この峰からはまたブナの大木に覆われた傾斜のゆるい随分広い尾根つづきで眺望がきかぬため、深い山の中を歩いているという感じがする。しかし国境尾根から離れて西側へ飛び出している陣鉢山一二一三メートルへの尾根は痩せていて、杉の木が生えているところもあり、そのうえ北側は割合眺望がきくので人臭い感じがする。陣鉢山の頂きに立ったのは午後六時頃であった。頂上では木が繁っていてよく見えなかったが、諸鹿村へ下る尾根はなかなかきつそうだ。また国境尾根に引返し、コッヘルを使用して夕食をする、吹雪のときは暖い物でないと駄目のようだ。
そこから一時間ほど進んだ頃ちょっと登って後、急な降りになっている。ここで左の大きな尾根に迷い込んだが、右側の尾根が本尾根であった。本尾根はちょっと痩せていたのでスキーをぬいだ。その頃から張りシールがまたまくれてきて登行が困難になった。取付シールを持たなかったことを後悔する。そのうえシールが不完全なため杖に無理がきて、半分折れていた片方の杖が完全に根本から折れて、リングがはずれてしまった。