일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

たんどくこう

単独行

加藤 文太郎

加藤 文太郎의 単独行(たんどくこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,799자 · 222화면

아오조라 문고

修繕するのはうるさいと思ったのでそのまま捨ててしまったが、リングの無い杖は殆んど役に立たない。この晩は霧が深くて方角もわからず、地図を見たり考えたりするのに時間を取られ、そのうえシールがまくれてゆるい登りでも後辷りするので、意外に道がはかどらなかった。

二十一日の朝になったが、天候は少しもよくならない。ちょっと登りがあったので一〇五七メートルの峰だと思う。そこでまたコッヘルを使用して朝食をした。これで食糧は完全に無くなってしまった。しかし三ツヶ谷まではそう遠くはないし、あそこには何度も登ったことがあるので、どんなに霧が深くてもわけなく菅原村へ下れると思って安心していた。ところが事実はそうでなく晴天の日に登った経験はなんら用をなさなかった。朝食をしているとき、鉢伏山から氷ノ山につづく大平附近の尾根の下部が霧のまにまに隠見する。

それがちょうど三ツヶ谷や扇ノ山附近に見えたので、つい小代谷へ下った尾根を国境尾根だと感違いしてだいぶ迷い廻った。もちろん最初にこの尾根は怪しいようだと思えば、磁石も出して見るし、よく考えても見るから間違いはないはずだが、たしかにあれは、国境尾根に違いないと思うとそれに気を取られて後戻りしていることさえ気がつかなかった。