후리가나로 읽는 일본 고전
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みやもとむさし
宮本武蔵
吉川 英治
吉川 英治의 宮本武蔵(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,809자 · 369화면
駈けながら他の者が、
「わかったのか」
吉左右を糺すと、
「突きとめた」
とその者は力みかえる。
いうまでもなくこの一群は、今朝から住吉を中心として、渡海場から小猿を携えて市中へ入ったれいの美少年の後を捜し廻っている吉岡門下の者たちだった。
今そこの刀剣師の店で訊くと、真言坂から手繰ってきた手がかりはどうやら間違いないらしい。たしかに店の戸を下ろす黄昏れごろ、肩の小猿を店頭に抛って、腰をおろした前髪の侍があったという。
(主はいるか)
と訊かれたが、生憎不在なのでその由を職人が答えると、
(頼みたい研物を持って来たのだが、比類のない名刀だから主がいなくてはちと不安心だ。いったいお前の家では、研や装剣の仕事にかけて、どれほどの腕があるのか確かめてからのことにしたい。――なにかここの主の研いだ物があるなら見せろ)
ということなので、畏まって、然るべき刀を幾口か出して見せると、それぞれ無造作に一見して後、
(つまらぬ鈍刀ばかりをお前の家では手がけていると見えるな。そういう研師の手にかけるのは心もとない。わしが頼もうという刀は肩に負っているこの物干竿という名称のある伝来の逸品、無銘だがかくの通り摺上もない備前物の名作だ)