일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みやもとむさし

宮本武蔵

吉川 英治

吉川 英治의 宮本武蔵(みやもとむさし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,809자 · 369화면

아오조라 문고

これはまた、思いがけない大役と、お通はちょっと当惑顔であった。しかし、否むわけにもゆかず承知すると、氏富は、べつに作って置いたらしい箱と油紙などを取り寄せ、それを包んで封にする前に、いささか自慢でもあり、また自分の作品を人手に渡す名残も惜しまれるらしく、

「どれ、ちょっと、お汝たちにも、見せてやろうかの」

と、二人の膝のまえに、その絵巻を繰り展げた。

「ま!」

思わずこうお通は声を放ってしまった。城太郎も大きな眼をして、絵の上へのしかかるように首をつき出した。

まだ詞書がついていないので、何の物語を絵にしたものかわからないが、そこに描かれてある平安朝の頃の風俗や生活が土佐流のこまかい筆と、華麗な絵具だの砂子に彩られて、次から次へと、眼も飽かさず展げられて行くのであった。

絵のわからない城太郎でさえ、

「ああ、この火はいいな。この火は、ほんとに燃え上がっているようだ……」

「手でさわらずに見ておいで」

息をひそめて、二人がそれへ心を奪われているところへ、庭口から廻って来た社家の雑掌が、何か、氏富へ向って話していた。

氏富は、雑掌のいうことを聞いて、うなずきながら、